「幅広い興味に沿って学びを深め、プログラミングの研究に取り組みたい」―2023新入生インタビュー 理科一類

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宮崎拓真さん

PROFILE

  • 氏名:   宮崎拓真さん
  • 出身校:  神奈川県立横浜翠嵐高等学校
  • 入学:   2023年 理科一類

――東京大学の理科一類を志望された理由を教えてください。

今、一番興味があるのがプログラミングといった情報系の分野なんですけど、それ以外にも数学や言語学など広い範囲に興味を持っているので、そういった多様な内容を学べて、進路も幅広い選択肢がある東京大学の理科一類を志望しました。

――どのようなきっかけから、プログラミングに関心をもったのですか?

小さい頃から子ども向けの教材にあるような機械的なものを触るのが好きで、気づいたときにはプログラミングが身近になっていましたね。高校生になってから競技プログラミングという、正確に、できるだけ高速に動く効率的なプログラムを作れるかを競うというものを始めて、理論的な面にも興味をもつようになりました。

――受験勉強をする中で、工夫したことやモチベーションを保つ方法などありますか?

一人で勉強しているとどうしてもモチベーションが下がっていってしまうので、そういうときは友達と一緒に勉強していました。放課後の教室を占領して黒板いっぱいに式を書いてみたり、問題集の解説を持ち寄って吟味してみたり、一人でやるのとは違った視点を持てるので、楽しかったし勉強にもなりました。

――大学ではどんなことを学びたいと考えていますか?

数学の授業が高校と大学では内容が違って、かなり理論的になるって聞いているので、すごく楽しみですね。今は理学部に進学したいと考えていて、漠然とした感じですけど、コンピューターそのものを作るというよりは、理論的にどれだけ速いプログラムを作ることができるのかっていうのを研究したいなと思っています。

――勉強以外に大学でやってみたいことがあれば教えてください。

中学高校と続けて吹奏楽をやっていたので、大学でも続けていきたいと考えています。東大に吹奏楽の団体はいくつかあるんですが、特に運動部の応援をする応援部吹奏楽団に興味があって、とても楽しそうだなと思っています。すでに新入生向けの演奏会を見せてもらいまして、今度は六大学野球の応援イベントにも一緒に参加して、そこで楽器を吹かせてもらう予定です。

――将来の夢はありますか?

ゲームが好きだったので、小学生の頃から何となくやりたいなと思っていたのがゲームプログラマーです。将来的には何かしらプログラムに関わる仕事や研究に携われたらいいなと思っています。

――最後に、高校生に向けてメッセージをお願いします。

東大には進学選択があるので、広くも深くも学べることが一番の魅力だと思います。だから、受験のためだけの勉強じゃなくて、大学入ってからもっと広い世界があることを想像しながら勉強ができると楽しいのかなと思います。

――ありがとうございました。これからのご活躍を期待しています!

 

取材/2022年4月
インタビュー・構成/「キミの東大」企画・編集チーム