推薦生インタビュー2024(まとめ)
推薦生(2024-2018) 2024.07.24
2023.07.21
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PROFILE
――医学部の学校推薦型選抜に挑戦しようと思ったきっかけを教えてください。
小学生の頃から医師という職業にぼんやりとした憧れを持っていました。高校生になってさまざまな科学系のプログラムに参加する中で、医学は他の科学分野とも密接に関連しているという気付きを得て、研究医学の道を志向しました。本学の学校推薦型選抜の医学部医学科は、MD-PhDコースなどの研究者育成に特化したカリキュラムが充実していて、一年次からいろいろな研究室を訪問できるところに魅力を感じて、挑戦を決意しました。
――医学部では、どのようなことを学びたいと思っていますか?
もともと数学が好きなので、将来的には数理モデルの医学への応用について研究したいと思っています。そのためには、まず広範な医学の知識が必要不可欠なので、海外の論文なども参考にしながら知見を深めたいです。
――高校生の頃に取り組んだ活動について、教えていただけますか?
高校2年の夏に参加した「数理の翼」という自然科学セミナーで、科学への高い志を持つ仲間と交流したことが、私にとって大きな転機になりました。セミナーでは数理モデルを用いた感染症の予測について発表を行い、それに関連した研究を行っている大学の研究室を訪問させていただきました。このセミナー以降、自然科学系の活動への関心が一層高まり、科学オリンピックや数学A-lympiadなどの大会に挑戦したり、Stanford e-Japan Programに参加して、日米の食生活と癌の罹患率についての論文を提出するなど、充実した高校生活だったと思っています。
――充実した高校生活を過ごされていた中で、学校推薦型選抜を考え始めたのはいつ頃ですか?
東大の学校推薦型選抜は、中1の頃から知っていたんですけど、自分が挑戦しようと思ったのは高校3年の春頃です。さまざまな活動を通して、自分の研究医学への熱量が高まってきた時期でした。
――学校推薦型選抜の準備はどのように進められたんでしょうか?
本格的に準備に取りかかったのは、高3の夏休み明けからでした。高校時代に取り組んだ自然科学系の活動をひとつひとつ整理することから始めましたが、実際に志望理由書やポスターの概要をまとめるのは想像以上に大変でした。
――学校推薦型選抜に挑戦したことで、良かったことはありますか?
一般入試の勉強と並行して学校推薦型選抜の準備をするのは、本当に大変でした。何度も諦めそうになりましたが、その準備の過程で、医学を生業とする覚悟のようなものが自分の中で固まりました。それが一番の収穫だと思います。
――受験勉強はどのようにしてやる気を維持させていたのですか?
数学や物理などの理系の科目は得意で、努力という意識なしに取り組めるのですが、国語と社会にはずっと苦手意識がありました。苦手科目の勉強を突き詰めるとモチベーションと効率が一気に下がるので、得意科目の勉強の間に苦手科目を挟み込むスケジュールを立てて、やる気を喚起していました。また、返却された模試の成績が悪かった時もあまり気にせずに、「たまたま解けなかった問題が重なっただけ」と思い込んで、次の試験に向けてポジティブに勉強していましたね(笑)。
――大学でやってみたいことはありますか?
私は医学のこと以外にも幅広くさまざまな分野に興味があるので、専門分野以外の知識も貪欲に吸収したいと思います。部活やアルバイトにも積極的に取り組んで、人としての“幅”を広げていきたいです。
――少しずつ慣れてきた頃だと思うのですが、大学生活はいかがですか?
そうですね、毎日が本当に楽しいです。さまざまなバックグラウンドを持つ学生との会話はもちろん、高度な内容を扱う授業も楽しんでいます。そして、今までは全く料理をしてこなかったんですけど、大学に入学してからは友達と食べる時以外は自炊をしています。何を食べようかと考えながらスーパーを歩き回る時間も案外楽しいです。
――最後に、高校生に伝えたいメッセージはありますか?
高校生活でいろいろな科学系のプログラムに参加する中で、多くの仲間と出会い、彼らとの交流を通して自分の見聞を広めてきました。自分の可能性を広げるチャンスは至るところにあります!興味を覚えることに出会ったら、自分から積極的に参加してほしいと思います。
――素敵なメッセージをありがとうございました。