ちょっとひといき ちょっとひととき(11)-わたしの地元、わたしの暮らし
東大生コラム 2024.08.30
2022.11.15
テーマを絞って発信する東大生のコラム企画
第4回目のテーマは「大好きだから、キミに届けたい【趣味編】」。興味の幅を広げるきっかけになるかもしれない、秋にぴったりな今回のテーマで、東大生が夢中になっている趣味にまつわるお話をお届けいたします!ワクワク感が伝わりますように・・・。
私は海の生き物が大好きで、水族館巡りが趣味の一つです。何といっても水族館の良いところは潜らなければ見られない水中の生き物たちを、手軽に全方向から眺められるところです。例えば、ヒレの使い方、泳ぎ方を比べたり、雌雄や親子で外見に差がある種類はその違いを探したり、運が良いときは餌の食べ方を観察したりと楽しみ方は様々です。 特に見ていて楽しいのがナマコの仲間です。水族館によくいるのは、楯手目と呼ばれる、口の周りに生えている触手の先端が平べったい手の様な形をしている種類のナマコです。彼らは海底に転がって、砂の間にいる微生物や有機物を食べているらしく、一心不乱(?)に砂をつかんでは口に運んでいるときがあります。種類によっては20数本もある触手が不規則に動くさまはなかなか壮観です。
そして、水族館でじっくり観察した後にお勧めしたいのが磯で実物を触ることです。ナマコの仲間はキャッチ結合組織という特殊な組織をもっているため、水から上げたときは固くとも、そのままべたべた触っていると溶けていきます。水族館のタッチプールでこれをすると怒られますが、野外では自由です。
次にナマコを見かけたときはぜひ彼らを気にかけてみてください。
私がハマっていることは、カフェ巡りです!
受験勉強をしていた高校生の時から、勉強の息抜きに、オシャレなカフェに行き、甘い飲み物を飲むのを楽しみにしていました!大学生になると、高校生の時より行動半径が広がるだけでなく、バイトをするようになるので、外食やおやつに割くことのできる予算が増えます。1、2年生の間は駒場キャンパスに通っているので、井の頭線を利用してすぐに行ける、下北沢や渋谷のカフェに寄ることが多いです。駒場キャンパスの最寄駅である、駒場東大前駅には、パン屋さんやティラミス専門店があり、2限と3限の合間の昼休みにも、カフェを楽しむことができます。
最近は、家でもカフェの味を再現しようと頑張っていて、ラテが作れるパウダーを喫茶店で買ってみたり、こだわりの粉をお取り寄せしたりしています。また、最近スーパーで売っている、液体に濃縮されたラテの素も手軽に作れてオススメです!自分で作ると、カフェまでの往復時間もセーブできるので、受験生の皆さんも是非挑戦してみてください!
テーマは「趣味」とのことなので、僕の趣味であるバンドについて話そうと思います。
僕は入学当初から学内のバンドサークルに所属しており、ライブ前などは授業後に大学近くのスタジオを予約して練習しています。さて、バンドサークルというと遊んでばかりいるイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、そのようなイメージとは裏腹に社会に出ても役に立つ(と僕が勝手に思っている)チームワークを学ぶことができます。僕が所属しているサークルはライブのたびにやりたい曲を決め、バンドを組むという形式を取っているのですが、実際にライブに出るには技術や得意ジャンルなどを考慮してメンバーを選定し声をかけたり、メンバーが集まると全員のスケジュールを確認して練習日程と場所を決めスタジオを押さえたりなど真面目なことをする場面も多いです。ただ、このような裏方作業もステージで良い演奏を届けるためと思えば、不思議と楽しくなるのが音楽のよいところなので、これを読んでバンドサークルに興味が沸いたらぜひ学祭などのライブに足を運んでみてください!
わたしの好きな時間、それは通学時間です。
駒場キャンパスから 25 分ほどのところに家を借りて一人暮らしをしています。電車ではなく、自転車で通学することでこの時間が好きになりました。決して空気がおいしいとはいえないけれど、電車よりは息がしやすいのです。
かっこいい自転車を定期代の代わりに購入し、日々使用しています。しっかり手入れをして、かっこいいまま使う。わたしの大学生活の相棒となっています。
たまに眠れない日に自転車で都内をめぐってみる。
いつも人で混み返している街をみてみる。街の移り変わりを感じる。いつもは気にならない街の作りが気になるのです。
人間関係のしがらみから解き放たれて、気持ちよく走る。逆に気になる人のことは自然と考えてしまったり。
時には好きな歌を口ずさみながら、風を感じて走る。もちろん迷惑にならない音量で。
そんな時間を提供してくれるのが、わたしの相棒です。
時には人と関わらない、そんな時間も素敵です。
皆さんは「趣味はなんですか」と聞かれたらどう答えますか?ゲームや読書、スポーツなどをあげる人が多いと思います。
僕はFPS(主観視点のシューティングゲーム)が好きで、暇な時間を見つけては遊んでいます。それ以外だと、経済学や心理学、AIの活用などに興味があって、趣味として勉強しています。
多分、多くの人は「ん?」と少し疑問に思ったと思います。少なくとも高校生の頃の僕であれば疑問に思いました。勉強することを趣味という人は殆ど居なかったから。多くの中高生の人は、勉強することを苦行だと思っていると思います。人間は強制されていることを楽しいと思いづらい生物なので仕方のないことなのですが、大学に入ると自由に(それこそ、その教科を勉強するかどうかから)勉強することが出来るようになるので、ある程度は解消されます。
皆さんが、東大に入った後に自分の興味のある教科を見つけ、それを自分の趣味にして楽しく勉強してくれることを願っています。東大にはそれをサポートしてくれる、人もシステムも充実しています。
ことばに触れているのが好きだから、仕事をするならことばを扱う仕事がいい。就職の話題も出る学年に差しかかって、私はよく友人たちにこう話している。
そんな私の最近の趣味は、月並みだけれど読書だ。運動も兼ねて、授業のない日には地元の図書館に出かける。少し前までは海外文学に偏った読書習慣だったけれど、気の合う友人に勧められて、最近は日本の小説も読むようになった。その小説を直接構成した言語で読むと、作品は生き生きしていて、ときに荒々しくもあると思う。そして誰かと好きな作品を共有するのって、ものすごく素敵な体験だ。最近楽しいなと思ったことがもう一つ。俵万智さん風に言うなら「チョコレート語訳」、和歌のリズムを崩さない現代語訳だ。百人一首のことばをあれこれつつき回して、ちょっとポップな現代語に置き換える。まだまだ下手だけれど、最近作ったのをひとつ。
隠してもポーカーフェイスは見抜かれて
「誰に恋しているの?」だなんて
もとの歌を考えてみると楽しいかもしれない。
渋谷駅のすぐ近くにある高層ビル最上階の展望台。ここからは、東京の街並みが一望できる。足元に広がるのは渋谷の街。そしてその奥には、私がよくラーメンを食べに行く街、新宿が続いている。街歩きをしながら気になるラーメン屋を探し、時間のあるときに食べに行くのが楽しいのだ。新宿から気持ちを引き戻して少し前に進むと、足元の光景は原宿・表参道へ。洋服を買ったりクレープを食べたり、私も時々訪れる街だ。ちなみに最近のマイブームは、帽子を買うこと。再び顔をあげてさらに歩みを進めていくと、今度はライトアップした東京タワーと高層ビル群からなる見事な夜景が目に飛び込んでくる。私は肩にかけたバッグからカメラを取り出し、その景色へとレンズを向けた。ファインダーから見える東京の夜景は何度見ても飽きないほどに美しい。まず一枚撮影し、カメラの設定を変更する。少し暗くし、少し青みを足し、構図を考えながら再びカメラを構え、そしてシャッターを切る。撮れた写真をまた確認して、思わずつぶやく。「もう一枚かな」。
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