「教科書から広がったバイオミミクリーへの関心。専門分野の可能性を東大で探る」―【理科一類】新入生インタビュー 2022

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PROFILE

  • 氏名:  鳥居さくらさん
  • 出身校: 香川県立高松高等学校
  • 入学:  2022年 理科一類

――どんなことを学びたくて、東大を選びましたか?

私は、生物の仕組みを模倣して新しい技術や製品を生み出す「バイオミミクリー」に取り組みたいと考えています。自分でも調べてみたんですけど、日本ではまだ専門的に学べる大学が少なくて、どの分野からアプローチするのかも決まっていなかったので、前期課程で幅広く学べる東京大学を選びました。

――どういったきっかけでバイオミミクリーに関心をもったのですか?

高校のコミュニケーション英語の教科書に載っていた題材をきっかけに、初めてバイオミミクリーというものを知りました。以前から地球環境の保全に関わることをしたいという思いはあったんですけど、その頃はもっと抽象的な感じで考えていて、バイオミミクリーという存在を知って「こういうのもあるんだ」と興味をもつようになりました。

――遠方からの受験で大変だったことはありますか?

自分の受験体験しか知らないので、香川から受験したことで大変さを感じたことはありません。私は、遠方からの受験でも、そんなにいろいろ気にしなくてもいいのかなと思います。ただ、入学後に関しては、関東圏の人だとほかのクラスにも友達が多くて、自分との環境の違いを実感しました。

――大学で、やってみたい課外活動はありますか?

勉強をおろそかにしない範囲で、サークルにも入ろうと考えています。また、具体的な計画はまだ立てていないのですが、留学もしたいですし、国内外問わず、国際交流のイベントなどにも参加したいです。バイオミミクリーに直接関係するものでなくても、海外の人とも交流して、もっと視野を広げていきたいと思っています。

――卒業後の進路について考えていることはありますか?

ものづくりができる企業に勤めたいなと思っているんですけれど、まだ全然イメージができていません。企業に入ったら自分のやりたいものづくりができるのだろうかという不安もあるし、だからといって、ほかにどんな道があるのかもまだ見えていないので、これからさまざまな可能性に触れながら、選択肢の幅を広げていきたいです。

――最後に、高校生へのメッセージをお願いします。

まずは、睡眠と友達を大切にしてください。それから、先生にも積極的に相談してアドバイスをいただくとよいのではないかと思います。また、入学してから感じたのですが、東大に関する噂には盛られすぎているものもあるので、あまり気にしすぎないで大丈夫です。

――ありがとうございました。これからのご活躍を期待しています!

 

インタビュー・企画・構成/「キミの東大」編集チーム