「先輩の言葉で描いた大学生活。前期課程で幅広く学び、進学選択に向け視野を広げる」―【文科一類】新入生インタビュー 2022

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伊藤杏珠さん

PROFILE

  • 氏名:  伊藤杏珠さん
  • 出身校: 岡山県立岡山朝日高等学校
  • 入学:  2022年 文科一類

――東大を志望したきっかけを教えてください。

高校1年のとき、東大に進学した卒業生が母校訪問に来られて、お話を聞く機会があったんですけど、そのときに初めて進学選択制度があることを知りました。まだ将来の進路が決まっていなかった私にとって、前期課程で幅広く学びながら柔軟に進路を考えられるのはとても魅力的で、そのことが東大を志望したきっかけのひとつになったと思います。

――先輩の話を聞いて、ほかにも印象に残ったことはありますか?

先輩は女性の方だったんですけど、志の高い仲間と勉強していることやサークルの様子などを話してくださって、女子が少ないと聞いていた東大でも、大学生活をとても楽しんで過ごされていることを知って、とても憧れました。私の高校では、受験者向けのガイダンスが充実していたので、いろんな先輩のお話を聞く機会があり、大学生活もイメージしやすくて、とても参考になりました。

――受験勉強で意識して取り組んでいたことはありますか?

陸上部に所属していて週6で練習があり、高校3年まで続けていたので、勉強との両立は大変でした。でも、運動した後に勉強をすると、意外と記憶に残っていることに気づき、やるべきこととそうでないことを見極める力も身につきました。短期集中で効率よく取り組める自分なりの勉強法を見つけられたのは、部活をしていたからこそだと思っています。

――履修を考えているところだと思いますが、興味のある授業はありましたか?

今は文系ですけど、「住環境の科学」というオムニバス形式の授業を受けたことをきっかけに農学部にも興味をもつようになりました。前期課程の2年間で、興味のある分野を幅広く学んで、進学選択に向けて視野を広げていきたいです。

――課外活動で取り組んでみたいことはありますか?

部活は躰道部に興味があります。東大の運動会のホームページで演技をしている映像を見たとき、その迫力から「すごくかっこいいな」と心を動かされました。全国学生大会で13連覇もしているようなので、まずは体験に参加してみたいです。ほかにも、法学部の先輩から1年間留学して海外の大学で法学の授業を受けたというお話を聞いたことがあるので、機会があれば、私も留学してみたいなと考えています。

――最後に、高校生へのメッセージをお願いします。

東大にはすごくおもしろそうな授業がたくさんあって、前期課程の2年間で興味のある分野を幅広く学べます。そのうえで進学選択で学部や学科を決められるので、大学に入ってから、自分の本当にやりたいことや学びたいことを探すこともできます。まだ明確に目標が決まっていない人にとっても、可能性を広げられる環境だと思うので、東大をめざして挑戦してほしいなと思います。

――ありがとうございました!充実した4年間にしてくださいね。

 

インタビュー・企画・構成/「キミの東大」編集チーム