高校生・受験生が東大を
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――東京大学を志望したきっかけを教えてください。

もともとは東大を志望していたわけではなかったんですけど、尊敬している友達がめざしているということを知って、ちょっと興味をもち始めたことがきっかけです。その友達はお父さんが東大出身だったことから憧れるようになったみたいで、私にも東大の魅力を熱く語ってくれたんですよ。いろんなことに気を配れて、私自身も救われた部分もあって、そんなすごい友達がめざすのであれば、きっと本当に素晴らしいところなのかもしれないなって思いました。でも、高3の夏休みの途中くらいから、東大をめざすことを決めたので、かなり焦りましたね。

――なぜ文科三類を選ばれたのですか？

私は、広く浅くたくさんのことに興味があるタイプで、将来のイメージが漠然としていたため、前期課程で幅広く自由に学んだ後に、進学選択で選択肢が広がりそうな文科三類を選びました。

――受験勉強はどのようにして乗り越えましたか？

まわりの環境が「浪人しても全然大丈夫！」といった感じだったので、受験勉強も気負わずに取り組めたのかなって思います。同じ大学を志望している仲間も多かったので、受験への不安な気持ちを共有しながら、あまり追い込み過ぎず「自分にできることをやっていれば、なるようになるさ」と基礎を積み重ねていきました。

――シラバスを見ているところだと思うのですが、興味のある授業はありましたか？

今は教育や心理学に興味があるので、「現代教育論」、「認知の科学」、「教育心理」を履修してみようと考えています。

――勉強以外に大学でやってみたいことはありますか？

高校のときは水泳部だったんですけど、大会に出場するために毎日練習するというような部活ではなかったので、大学では水泳部に入って本気で頑張ってみたいです。サークルは演劇系や音楽系などいろいろ所属して、勉強以外の時間も充実させたいと思っています。

――最後に高校生に向けてメッセージをお願いします。

高校生のときの学校行事と受験勉強のバランスを考えると、やっぱり受験勉強のほうが重要視されると思うんです。全力で後悔しないように頑張ってほしいのはもちろんなんですけど、私は正直、高校生活を充実させてほしいし、学校行事も一生懸命取り組んでほしいと思っています。高校生のときにしか体験できないことがたくさんあるので、考える時間をいっぱい作って、いろんなことに挑戦して、3年間を楽しんでほしいなと思います。

――応援メッセージ、ありがとうございました。大学生活を楽しんでくださいね！

 

取材／2025年4月
インタビュー・構成／「キミの東大」企画編集チーム

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